情報公開文書

当講座にて法医解剖を受けられた方のご遺族の方へ

京都大学大学院医学研究科法医学講座では、ヒトのDNAを調べて個人識別や親子鑑定などのDNA鑑定方法の研究や法医実務への応用について研究を行い、社会の発展に努めております。本文書は、あなたにこの研究への協力をお願いしたく、当講座における研究内容などについて説明したものです。

  1. 研究の名称
  2. DNAのメチル化率を指標とした年齢推定法に関する研究

  3. 研究の目的・意義
  4. 今回の研究では、DNAのメチル化と呼ばれる現象に着目し、年齢に応じてメチル化が増加する場所や減少する場所を調べたうえで、ヒトの年齢を推定することを最終目的とするものです。あらかじめ年齢が分かっている方のDNAのメチル化状態を調べることで、例えば死後変化の進んだ身元不明者や、遺体の一部、あるいは血痕などからでも年齢を推定することができるため、身元確認や事件解決に寄与する情報が得られることが期待されます。

  5. 対象事例となる方
  6. 2017年1月1日から2020年9月30日までに、当講座で法医解剖を実施された方のうち最大で100人が対象となります。ご家族が対象となるかの問い合わせは後述の問い合わせ先にご連絡ください。本研究は京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院 医の倫理委員会の審査を受け、研究機関の長の許可を受けて実施しています。

  7. 研究機関の名称・研究責任者の氏名
  8. [研究機関]
    研究機関:京都大学大学院医学研究科法医学講座
    研究責任者:教授 玉木敬二

    [共同研究機関について]
    本研究は京都府警察本部科学捜査研究所(研究責任者:吉田耕一(調査官))と共同で行います。試料は匿名化した上で提供し、年齢を除いた試料提供者を特定する氏名等の情報は一切提供しません。試料や情報の提供は「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」を遵守して行います。

  9. 研究実施期間
  10. 本研究は、承認日より2025年3月31日まで行う予定です。

  11. 試料・情報の利用目的・利用方法
  12. ご遺体から採取され、保管されている血液のうち0.1ml程度を用い、バイサルファイトパイロシーケンシングによりメチル化率を測定することで、年齢の推定を行い、実際の年齢と比較します。遺伝子解析等は一切行いません。共同研究機関へは、プラスチックチューブに注入した血液と、試料を管理する番号と年齢の情報を紙に印字したもののみを直接持ち込みます。氏名等個人を特定できる情報は一切使用しません。

  13. 個人情報等について
  14. 亡くなられたご家族の試料(保存されている血液の一部、0.1ml程度)は、原則として本研究の目的のみに用いさせていただきます。ご遺体の情報は匿名化したうえで研究に用います。ご協力によって得られた研究の成果は、学会や学術雑誌等で公に発表されることがあります。本研究への参加を希望されないご遺族の方は、研究への協力を断ることができます。その場合、2025年3月31日までに後述の問い合わせ先にご連絡ください。協力を拒否されても、あなたの不利益になるようなことは一切ありません。また、他の研究対象者等の個人情報や知的財産の保護に支障がない範囲での研究に関する資料の入手・閲覧を希望される方は下記問い合わせ先にご連絡ください。

  15. 研究資金・利益相反
  16. [研究資金の種類及び提供者]
    運営交付金、文部科学省

    [提供者と研究者との関係]
    資金提供者が研究の企画、運営、解析、論文執筆に関与することはありません。

    [利益相反]
    利益相反について、「京都大学利益相反ポリシー」「京都大学利益相反マネジメント規程」に従い、「京都大学臨床研究利益相反審査委員会」において適切に審査・管理します。

  17. 問合せ・ご連絡先
  18. 京都大学大学院医学研究科法医学講座
    研究責任者: 教授 玉木 敬二
    個人情報管理者: 助教 宮尾 昌
    (Tel) 075-753−4474

    [京都大学の相談窓口]
    京都大学医学研究科 総務企画課 研究推進掛
    (Tel) 075-753-9301 (E-mail) kikaku06@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp